2019年7月22日、新エネルギー新聞に弊社関連記事が掲載されました。

シリーズ 地方創生と新エネルギービジネス③

シエル・テール・ジャパン

地域の池沼を有効活用、水上太陽光で防災にも貢献

新エネルギー新聞2019年7月22日南あわじ

 

水上太陽光発電のフロート設計・販売、エンジニアリングを事業とするシエル・テール・ジャパンは、自社水上太陽光発電所の開発にも取り組む。日本全国の池を有効活用し、「水上太陽光で町おこし」を目指す。具体的には太陽光発電に適した溜め池、調整池などに水上太陽光発電所を建設。20年間の契約で賃貸料を支払う。池の地権者は自治体、土地改良区などだが、実際の管理者は水利組合など周辺の農業従事者で、草刈や見回りをボランティアで行っていることも多い。賃貸料は管理資金に充てられる。

平成30年7月豪雨などで小規模な溜め池に決壊などの被害が生じ、溜め池が危険視されることが増えている。それを受けシエル・テール・ジャパンは新たな地域貢献の形として、水上太陽光発電所の建設時に、超音波式水位計による監視システムを併設する提案を始めた。監視システムは無償提供され、電力を太陽光パネルで供給。溜め池の管理体制を強化するシステムを整えることで、地域の防災を支援する。超音波式水位計のデータは自治体に送信される。このコンセプトは、兵庫県南あわじ市(市長・守本憲弘氏)と協働で考案した。「水上太陽光プラスアルファの地域貢献を考えていきたい」と事業開発部西日本統括マネージャーの山脇伸五氏は話す。

地域防災への貢献を、シエル・テール・ジャパンは推進している。南あわじ市の比久尼池水上太陽光発電所では、施設内に無償提供したポータブル蓄電システム6基を収納。
太陽光パネルで充電し、非常時には周辺の避難所に運び出して非常用電源として利用する。同社と南あわじ市は、市の主要溜め池でこのポータブル蓄電システムを設置できるよう、水上太陽光発電所とポータブル蓄電システムの設置拡大を進めている。シエル・テール・ジャパンはこのように、溜め池をはじめ、湖や海面などを有効活用した大型案件も視野に入れ、「地域密着&貢献」の精神のもと、自治体との協働を目指した事業を進めていく。